島津MMTシリーズ微小電磁力疲労試験機は、高周波応答の電磁型アクチュエータを装填機構として採用している。閉ループ制御により、微小試験力、微小変位の条件下で高速、高精度の制御と測定を行うことができる。
MMTシリーズは4890制御装置を採用することができる。この制御装置はコンピュータと接続し、対応する試験ソフトウェアを調製して試験条件の設定、制御及びデータ収集を実現する。
MMTシリーズは4830制御装置を用いてもよい。この制御装置は、LCDカラーライトタッチパネルから試験パラメータ、試験制御及び試験パラメータ及び波形の表示を直接設定することができる。
島津MMT微小電磁力疲労試験機の特徴:
1.コンパクトな試験システム。軽量、小形のため、取り付けが簡単です。
2.消費エネルギーが小さく、水、圧縮空気などが必要ない。
3.騒音が小さく環境に汚染がない。操作が簡単で使いやすい。
4.二自由度のPID適応制御方式を採用し、制御パラメータ自動調整機能を有する。
5.4890コントローラは20ビット高精度A/D変換器を採用し、「無レンジ」特性を提供し、測定の全範囲で高精度測定を実現する。
6.4830コントローラは24ビット高精度A/D変換器を採用し、「無レンジ」特性を提供し、測定の全範囲で高精度測定を実現する。
島津MMT微小電磁力疲労試験機の仕様:
1.荷重容量:±10 N、±100 N、±250 N、±500 N
2.ピストンストローク:±2 mm
3.荷重精度:表示値の±0.5%
島津MMT微小電磁力疲労試験機の用途:
近年、複合材料、超伝導材料などの新材料の開発に伴い、マイクロアクチュエータ、マイクロセンサなどのマイクロ機器が実用化され、生物、IC、電子、通信などの分野では、微小材料、微小部品の強度評価が必要である。